易者のブログ

みんなの易経占い!

易経占い人生相談1:Aさん 53歳 男性 突然の出向・・・「小畜・密雲して雨降らず」

さて、今回は、実際に占いのご相談を受けた方の中から、ご本人の承諾を得て、占いの顛末(てんまつ)をご紹介してみたいと思います。

突然、告げられた出向命令。これまでの仕事とは全く異なる仕事内容・・・。このまま、片道切符では・・・?との不安。

突然、告げられた出向命令。これまでの仕事とは全く異なる仕事内容・・・。このまま、片道切符では・・・?との不安。サラリーマンは命令には逆らえませんが、残業も休日出勤もないので給与も減りますし、不慣れな化学薬品を使うから、体も心配。悩みます。

匿名お悩み相談:男性 53歳 Aさんのご相談内容

「工作機械を整備する会社に長年勤務しています。

先々週、急に会社から、系列の金属メッキ加工の会社への転属出向を言い渡されました。

労働基準には合った環境ですが、施設は古く、けっこう大変な仕事です。

この分野は素人なうえ、いろんな化学薬品も使うから、長くいたら身体によくないんじゃないか?って思います。

年下の同僚は、ここに行くことを命じられて、会社そのものを退職してしまいました。

ここへ出向する人を見てると、数か月(三か月から半年以内)でみな交替しているので、私もそんなに長くいるわけじゃないんだろうなあ、とは思うものの、元々の機械整備とはまるで違う仕事だし、残業とか休日出勤がないところなので稼ぎは少なくなるし。

上司に言って、別な部署に変えてもらおうかとも思うんだけど、辞令受けたばっかりで転属希望ってのもヤル気うたがわれそうで・・・言えません。

私はけっこう体力あるほうなんで、それを買われちゃって、ずっとここにいることになったらどうしよう?なんて考えると、なんだか夜も寝られなくなります。

最近、本当に体調もよくありません。

朝起きて、出勤時間になると吐き気がするし。

どうしたらいいんでしょう?

今回の出向はどんな見通しなんでしょう?

占ってみてもらえませんか?」

 

さっそくですが、易者が住まう太極庵古民家にかけこみのこんな相談がありまして、占いをする機会がありました。

 

うーん、サラリーマンやってると、こういうことってよくありますよね。

会社って、組織ですから、組織には組織の考え方ってもんがあって、それに従うのはサラリーマンの宿命なり!ってのはみなさん同じじゃないかとは思いますが。

この方の会社は、自動車関連部品の大手の系列で、それなりにしっかりした会社です。
福利厚生も基本的にはしっかりしてるんですが、現在、日本はかつてほど製造業自体がウハウハしてるわけでもないんで、今、会社も系列の会社の再編をやりながらいろいろと打開策を考えてるような状態らしいんですよね。


連絡があったのが夜9時前。


さっそく、太極庵古民家にきてもらい、話をいろいろと聞かせてもらったうえで、易経占いをやってみてもらうことにしました。

 


コインを使った占い!

筆者のことは、今後、「易者(えきしゃ)」と自称させていただきます。

さて、易者は長年の経験上、こうした相談者がいた場合は、筮竹(ぜいちく)は使いません。

筮竹を使う場合は、易者である私が扱うのですけれど、これだと時間が30分以上かかるうえ、その間に精神を集中させることも大変です。
また、易者自身の想念が反映されてしまう可能性もあります。
なので、易者は50円玉三枚を、占いを依頼する方ご本人に、6回放ってもらうというやり方をとっています。

コイン三枚で行う易占いは、「擲銭法(てきせんほう)」とよばれ、筮竹(ぜいちく)とともに古来行われてきたやり方です。易者は50円玉三枚を塩洗いしたうえで用います。

コイン三枚で行う易占いは、「擲銭法(てきせんほう)」とよばれ、筮竹(ぜいちく)とともに古来行われてきたやり方です。易者は50円玉三枚を塩洗いしたうえで用います。

これは、「投擲法(とうてきほう)」あるいは「擲銭法(てきせんほう)」といわれ、古来使われてきた方法の一つですが、

・比較的短時間の集中で行うことができる。

・占う人ご本人がコインを扱うわけなので、ダイレクトな結果が出やすい。

という点で、いいやり方であると易者は考えています。

 

国際結婚者である易者が、台湾の家族が出入りする台南の道教寺院に行くと、道士である住職がいつも笑いながら、
「日本人、よく来たな!」
と訛りの強い閩南語(台湾語)で言って、日がいいと占いをやってくれることがありますが、その道教寺院では貝に模した木片を、占い手が立ち並ぶ神々の像たちの前で床に投げる形で占いが行われています。

台湾の道教寺院は、易占いも行われ、人々はシンクロニシティを信じています。易者はこの世界に触れたことで易への認識が大きく転換するきっかけとなりました。

台湾の道教寺院は、易占いも行われ、人々はシンクロニシティを信じています。易者はこの世界に触れたことで易への認識が大きく転換するきっかけとなりました。

そうした経験を経て、易者は50円玉三枚を、占い手に直接放ってもらうやり方をするようになったのですが、一般の方に易経占いをやってもらうには、このやり方が一番いいように思っています。

 


レッツ・トライ!


この方、Aさんは、易者とは長年の付き合いなんですが、この占いを受けるのは、今回が初めて。

Aさんは、ヒジョ―に緊張したおももちで、いたくまじめに、コインを両手に持って、振り始めます・・・。

あんまり真剣なんで、こっちもややキンチョーしてしまいます!

さて、結果は、次のように出ました。

一投目 表表裏
二投目 表表裏
三投目 表表裏
四投目 表裏裏
五投目 表表裏
六投目 表表裏

・・・Aさん、お疲れ様でした!

真剣にやっていただき、ありがとう!

 

さて、これを、易経記号「爻(こう)」で表してみますと、次のような結果としての表象、「卦(か)」を得ることができます!

算木でAさんの投げたコインの出方を記録していきますと、こういう形になりました。

算木でAさんの投げたコインの出方を記録していきますと、こういう形になりました。


小畜(しょうちく)

=少し蓄積する時期、少し引きとめられ主流から外れる時期、という意味。

――――――――― 上九

――――――――― 九五

―――   ――― 六四

――――――――― 九三

――――――――― 九二

――――――――― 初九

今回のAさんの問いに対して、易経ではどのような見解が出ているのでしょう?

 


易経の読解

易経は、内容として64個の表象イメージ「卦(か)」で構成されています。
それぞれの表象イメージは、易経記号である爻(こう)を六個積み重ねた形で表されます。

陰と陽を六個重ね合わせたものが、易の表象イメージ「卦(か)」です。数理的に64通りあります。

陰と陽を六個重ね合わせたものが、易の表象イメージ「卦(か)」です。数理的に64通りあります。(上記の表は易者のオリジナルです。)

 

易経記号である爻(こう)では、

陰=「― ―」と表示され、
陽=「―――」と表示されるんですが、
陰陽六つでできる組み合わせは数理的にきっかり64通りです。

 

お察しのいい方は、
「あー、コインの表が二つの裏が一つだと陽、表が一つで裏が二つだと陰か!」
と、すぐ気づくと思います。

そう、その通りです。

 

・・・しかしですね、コイン三枚を一緒に放ったとした場合、他にも裏表の出方はありますよね?
今回、Aさんの占いでは出ておりませんけども、他に「表表表」と、「裏裏裏」という可能性もあります。
それらは、

 

「表表表」=老陰といって、強い陰を表し、

易経記号は「 ✕ 」となります。


「裏裏裏」=老陽といって、強い陽を表し、

易経記号は「 □ 」となります。

 

しかし、それが出る場合は、また実例あるときご紹介するとしましょう。

 

とにかく、今回は「表表裏」と「表裏裏」だけの組み合わせで、出た表象は「小畜(しょうちく)」、この表象は、どんな意味をもっているのでしょうか?

 

易では、それぞれの表象である「卦(か)」には、「卦辞(かじ)」という、古来の表象が描かれているんですが、

 

ここでは、こんなことが書かれております。

 

<卦辞(象徴の大枠解説)>

「小畜は、(願うこと)通る。雲が集まってきてはいるけど、まだなかなか待望の雨は降らない。今は、都の郊外に潜んで、チャンスがくるのをじっと待つ」

 

小畜は、亨(とお)る。密雲して雨ふらず。我が西郊よりす。

 

(小畜、亨。密雲不雨。自我西郊。)

 

※この大意訳は、私易者自身のオリジナルです。

 

 

Aさんへの判断

さて、みなさんにお断りしておきたいのは、易による占いは、単純な「吉凶」の予言ではないということです。

むしろ、コインを放ってでてくるものは、その方が今悩んでいる今の「状況」の反映といったほうが正しいと思います。

まずは、易に書かれた表象と、易に問うている占い手の状況とを、結びつけて解読する想像力と、そこから指針となるべきことを見出すインスピレーションが必要となります。

 

しかし、それはあくまでも「現在」の状況なんであって、仮に「亨(とお)る」=「見通しとしては思うようにいく」という判断が出てきているとしても、未来は現状とは異なる可能性はあります。

なぜならば、未来に至るためには、そこには現状を認識した占い手の「自由意思」が介在してくるからです。

 

人間というのは、自由意思を許されていますから、現状のままでいくこともできるが、自由意思で現状を変更することもまた可能なのです。

また、思うようにいく、と出ていてもそれには条件が付けられていて、自由意思により条件を満たすことが必要なケースは多々あります。

逆に、現状の易の結果では、見通しが非常に塞がっているとしても、自由意思により現状が変れば、未来も変わることにもなるでしょう。

いずれにしても、易が占いとして反応する場合、まずは現状が示され、これを今度はどうとらえて本人が今後どう行動するか?が、結論的に重要になってくるのです。

 

そういう意味で、易は一般的な「吉凶を判断するだけ」の占いとは異なります。

易者は、現状と表象の関連性から、暗示されることを占い手に伝えねばなりませんし、占い手はそれを聞いたうえで、自由意思でどう行動するか?が求められます。

これが占いとしての易の特徴の一つだと易者は考えています。

 

さて、そういう前提の下で、では、Aさんのケースについては、どう考えたらいいのでしょうか?

 

まず、「小畜」というのは、「しばらくの引き止め」とか、「しばしの左遷」とか、自分が本来いる場所から引きはがされて、不本意な状況にしばらくの間、いざるを得なくなる、という意味合いです。

小畜は、「密雲して雨降らず」、思うような結末に至るには、相手との溝があって、しばらくは不本意な左遷状況や孤立状況になることを暗示する表象です。

小畜は、「密雲して雨降らず」、思うような結末に至るには、相手との溝があって、しばらくは不本意な左遷状況や孤立状況になることを暗示する表象です。

うん、まさにAさんの現状ですね。
Aさんは、本来は工業用機械のメンテナンス職人さんです。
本来は工作機械をクリーニングして整備するのが本業なわけですが、今回の辞令は、まったく門外漢の「メッキ加工現場」への配属、本来あるべきところじゃないところへやられてしまっている、という現状はまさに「小畜」そのものですね。

 

この話を読まれている方の中には、
「そんなに都合よく、状況に近いものが出るはずはないんではないの・・・?
どうせ、テキトーに話を作ってるんでしょ?」
と思われる方もいるかもしれません。

 

ですが、これは事実、Aさんがコインを放って出たものです。
易では、占うものが真剣な場合、易者の経験上ではだいたい8割以上の確率で現在の状況との関連をにおわせる卦(か)が出てきます。
もちろん、脈絡がよくわからないものが出る場合もありますが、その場合は悩んでいることを整理したうえでやり直せば、状況に近いイメージが出ることが多いです。


あくまで易者の経験上ですが、これは非常に不思議なことです。

 

「雨ふらず」というのは、易では物事が進展するのは、陽と陰の結合であり、雨が降り、新しい展開が始まって、世界に恵みをもたらすと考えます。
「密雲して雨ふらず」ですから、ここでは自分の希望が通りそうでいて通らない、これはつまりは会社側とAさんの希望とは見解の違いがあって、Aさんの希望通りにはいかない=和合しない、という暗示があります。

 

希望の線に達するには少しまだ待たねばならない=雨雲はあるのだけれども、まだ雨が降らない、という現状の暗示ですね。

復帰するには「しばらく」時間がかかるから、待たねばならない、という意味でとらえたらよいでしょう。

 

「我が西郊よりす」というのは、「左遷された先で、しばらくおとなしくして従い、考えを巡らし、次の機会を待ちなさい」ということを表します。
これは、易では他でも出てくる常套句なんですけれど、次のようなお話に由来しています。

 

・・・その昔、古代中国に殷(いん)という強大な王国がありました。
配下に多くの小国を従えていて、そのうちの一つに周(しゅう)という国もありました。
周の王は、当時、文王(ぶんのう)と呼ばれる人で、賢明で良政を行い、住民たちからも慕われていました。
ところが、当時、宗主国である殷(いん)の帝王は、有名な暴君として知られる紂王(ちゅうおう)で、この帝王はなにか気に入らなければ家臣でも属国の王でも平気で殺すような人物でした。
文王は、あるとき紂王からあらぬ疑いをかけられて、身柄を拘束され、羑里(ゆうり)というところで幽閉されてしまいます。
ここは、周の西の郊外でした(だから、西郊といいます)。
この地で、何年にもわたり、不自由な抑留生活を余儀なくされることとなったのです。
しかし、文王は、絶望はしませんでした。
この間、易を研究して、易経の大元(おおもと)というべき「卦」と「爻」の表象テキストを書いて哲学的な研究を行い、この窮地を抜け出た後の世界をどう運営していくかに考えを巡らした、と伝承されます。
そのためでしょうか、易の本文の作者は、伝説的には文王ということに昔からなっております(学術的にはそうではないようですが)。
やがて幽閉を解除され、周に復帰した文王は、幽閉されていた時に温めていたアイデアを次々と実行し、小国だった周はどんどん国力をつけていきます。
周はやがて殷に肩を並べる強国へと成長していきます。
そして文王の死後、国力を充実させた周は、文王の子である武王が革命戦争を起こし、ついに暴君・紂王の殷を倒すことになりました(武周革命)・・・。

 

「わが西郊よりす」というのは、易では「周の文王のように、しばらくは主流を外れて自由を奪われ、不遇な時期を送ることになるだろうが、絶望しないでその間に今後のアイデアを整理して蓄えなさい」という意味で出てくる、常套句です。

 

さて、易で得られたこうした表象からは、Aさんは、今しばし、不本意な状況に置かれることになるだろう、と読めます。
ですが、「亨る」=自分の思うように事は進んでいくだろう、との判断がはっきりと出ていますから、いずれそう遠くない時期に、出向は解除されると思われます。

 

それは年内か?それとも年明けかは分かりませんが、これまでの前例を聞く限りでは・・・なんとなく半年?というような予感がしました。
まあ、それは易者のインスピレーションですが、そんな気がしました。

でも、会社の人事の立場で考えるならば、まったくAさん本人の職能やそもそもの雇用条件と異なるところに行かせるのですから、そんなに長期にはできないですから。

 

易の表象説明には、「大象(象)」といって、表象に示される時期へのひと言アドバイスがつけられています。

それには、この時期は「君子はもって文徳をよくす(べし)」とあります。

今の時期は、おとなしくして自分のなかに蓄えを作る時期です。
つまり、自分の考えをノートに書いてみるとか、本を読んだり映画を観たりしながら、今の自分のこと、これから先のことを考える充電の時期だと考えるのがいいよ、ということです。

それがチャンスが来たとき大いに役立つはずです。


さて、易者からはAさんには、次のように伝えました。

 

・・・しばらくは不本意な状況で本職を外れることになる、と出ていますね。

だけど、「小畜」は「しばしの間、とどめられる」ですから、ずっとそのまま、というわけじゃおそらくなさそうです。

お話をうかがう限り、会社のこれまでの例で考えたら、年内くらいは辛抱しないとならないかもしれません。

あなたが配属されたポストはおそらく半年以内くらいを目安に、交替で出向者を送って現在は回している部署なんです。

会社の事情もあるのだろうから、三か月から半年は、徴用されることになるんではないかな?

いろいろとご不満もあるでしょうけれど、希望する職域に戻るにはまだ少し時間がかかります。

ですが、ここに行っている間は、残業や休日出勤もないわけだから、いろいろと考えたり、自分のことに使える時間があります。

それを生かして、家のことをやるとか、家族と過ごすとか、これまで出来なかったことをするとか、自分がしてみたかったことをやってみるとか、復帰した先に生きてくるようなことをなにか始めたらいいのではないでしょうか?

「少しとどめられる」のが小畜なんだから、今はおとなしく従がっていれば、じきにこの出向は終了すると思う。

だから、今は我慢しながら、充電期間だと考えて、自分のことや家族のこと、またこの先の準備に時間を使いましょう!

「亨(とお)る」=願うことは思うようにいく、って出てますから、じきに元の職場に復帰することはできるでしょう。

元気を出して!

 

 

後日譚

さて、それから10日くらいたったころ、近所のスーパーでAさんとばったり会いました。


Aさんが言うには、

「なんか、本当に出向先にしばらくいるのか?と考えると、夜もよく寝られなくて、体調もおかしくて。
心療内科に行ったら、『適応障害』だって言われて、診断書出されて、それでしばらく会社を休職することになりました・・・」

 

え!! 休職・・・。

 

どうやら、占いで出てきていた「しばらく引きとどめられる」っていう表象は、出向先に引きとどめられる、ってことから、「休職」へと変化したようです。

50歳を過ぎると、これまでの人生に変化は生じてくるものです。「小畜」は「左遷」や「幽閉」ではありますが、有効に使えば、今後を考えるいい機会にもなります。

50歳を過ぎると、これまでの人生に変化は生じてくるものです。「小畜」は「左遷」や「幽閉」ではありますが、有効に使えば、今後を考えるいい機会にもなります。

まあ出向先にそのまま勤務していてもこの場合は「とどめられる」状況のわけですが、Aさんは、結果的に、出向先で「とどめられて過ごす」こと自体を体調から拒否した形となりました。

そこには占いの結果に対する自由意思も作用しているように思われます。

 

でも、結果的には不眠や胃の不調を抱えてまで出向先で我慢するよりは、自分に正直に休職するほうがいいのかもしれません。

いずれにしても、「小畜」の意味合いとしては変わりません。

結果判断としては「亨(とお)る」ですから、しばらく休職で、ある種の「幽閉」状態とはなるでしょうが、本来の方向性に復帰はできるのではないかと易者は見ています。

 

・・・その後、Aさんは、草刈りをしたり、ウォーキングをしたり、自転車に乗ったりしながら、おかしくなってしまった体調を取り戻そうと療養をしていましたけど、先日、職場の友人から連絡が来て、「辞令が出て、出向が解除されて業務部付けに変わった」とのこと。

が、調子は相変わらずおかしく、まだしばらくは休職を続けるそうです。

 

「おそらく」ですけれど、休職するにしても、元々、「とどめられる」時期=小畜ですから、だいたい出向のままでいた場合と、同じ程度の期間が必要ではないか?と、そんな予感はあります。

 

しかし、どの道、易での占いでは、「充電期間」として使うべき時期というイメージがでていたわけですから、自分の来し方行く末を考えたり、こういう時期でしかできないことをやっていってほしいものです。

 

今回の充電期間で蓄えた英気を養って、復帰された後、周の文王みたいにいっそうご活躍されることを祈っております!

 


易の内容について

さて、実は易者は今年、これまで30年の経験と研究を生かして、易経について自分なりの解釈を書いてみよう、と思い立ち、Googleさんのブロガーを使い、64卦の解説を作成しております。

自分の裏の顔、易者としてこれまでの研究を総括するべく、また相談者の方にわかりやすく示すために、ネットで提示できるものを、と考えて作成したものです。

taikyoku2023.blogspot.com

リンクを貼っておきますのでので、占い方や易経の内容そのものにご関心がある方は、のぞいてみてください。

また、今回のAさんの占いで出てきた「小畜(しょうちく)」についても、ここに私のオリジナル解説ページのリンクを貼っておきますね。

taikyoku2023.blogspot.com

なお「みんなの易経占い!~易者の易経講座」は、内容解釈等は易者の完全なオリジナル著作物です。

 

私流に、易の儒教の解釈である「彖伝(たんでん)」の内容を反映させ、卦辞、爻辞の解釈を施しています。

 

また、易の基本的な考え方や、占い方についても解説を書いております。